滝を見てきた。
「おぉ、滝だ。」
とそれなりに感動して帰り、そう言えば
「滝を見にいく」という映画もあったなとぼんやり思い出して 見てみる気になり、
見始めたが… なにか気持ちが乗っていかない。途中で再生を諦めた。
せっかく?なので 何か他のものに乗り換えようと
「夜間飛行(1933)」(映画)なんかどうだろうと思ったのですが見つからない。
ではでは、と
「星の王子さま」の野崎歓訳(光文社古典新訳文庫)にやってきた。
(見ル、ではなくて 読ム、の方に変わっちゃった。)
野崎さんは原題の Le Petit Prince を 「ちいさな王子」 と訳しています。
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読了。
「当時最新のテクノロジーであった飛行機。それを操る人間の「現場」感覚を初めて表現した作家がサン=テグジュペリだった。危険な任務をこなす、経験豊かな飛行士にしか描きえなかった世界である。この作品は第二次大戦中、失意のアメリカ亡命時に書かれた。…気鋭のフランス文学者・野崎歓による意欲的な新訳。」(出版社サイトの紹介文より)の
この 光文社古典新訳文庫・版 には、
訳者あとがき/そして、訳者による「解説」も/訳者作成の「サン=テグジュペリ年譜」まで
所収されている。
まるで 野崎歓・Le Petit Princeかるた が目の前に散らばっているようだ。
「ヴィシー派」
「ド・ ゴール派」
「1943Le Petit Princeフランス語版・英訳版アメリカで同時刊行」
「1944ロッキードF-5Bライトニング機で偵察飛行に出たまま、アントワーヌ、消息を絶つ」
「1946Le Petit Princeフランスで出版」
解説 の中に、語り手が繰り返したフレーズが紹介されている。
四回も繰り返しているのだそうだ。
私は 繰り返されていることに
気が付かなかった。
[2025/09/01 投稿]